冠水した車の走り方やチェックポイントは?大丈夫ではない理由とは…
どうも大和です、凄い雨の量に驚いていますが、未だに降り続く雨ですがいつ止むのか、心配にもなるのですが、あるお客様から問い合わせがありましたので、ご紹介をしておこうと思います。
親戚の車が豪雨のせいで、水没してしまい、シート上まで冠水してしまったとのことです、外部に全く損傷がないので、現在は室内を乾かしているとのことなのですが、どの程度乾かせば良いのですかとのこと…業者的には正直その車はもう乗らない方が…とも思うのですが、シートや内装品を全て剥がして、車外に出して乾かすのが間違いなく早いのですが、私はその時にもうその車は、冠水車なので、乗らずに廃車にしたほうが良いと話をしました。
では、何故冠水した、水に浸かった車を処分した方が良いのかは、後からしっかりとお話をさせていただくのですが、もし仮に冠水した車をどうしても乗りたいということであれば、その際の車の走り方やチェックポイントについてお話をしておきましょう。
また、車はそんなに壊れないので、大丈夫乗っても問題ないよと言う人も意外と多いのですが、これが大丈夫ではない理由についても書いておきます。
冠水した車の走り方やチェックポイントとは?
冠水した車の走り方についてなのですが、本当に走らせない方が良い、その車は大丈夫ではないと私が申し上げておきますので、自己責任でお願い致します。
まず、走り方というよりは走らせ方になるのですが、冠水車は外観にダメージが無くとも、エンジンや足回りにどのような損傷を受けているかは全くわかりません。
なので、一度エンジンルームをあけましょう、何かあってはまずいので電気を通さない手袋は勿論頭にいれておいたほうが良いですね、そして開けたエンジンルーム内に水が浸入していないか、目視してみましょう。
シートまでぐらいの水没であれば、エンジン内部にたくさんの水が入ることは可能性が低いと思われます。
そして、ブレーキフルードなどに水の侵入があってはまずいので、そのあたりもチェックしておきたいですね、あとはバッテリー部についても確認をしておいた方が良いでしょうね。
ただ、何度も言いますが冠水車を動かすことはリスクが多いので、本当に辞めておいた方が良いと思いますよ。
冠水した車を動かすのが大丈夫ではない理由とは…
逼迫した状況では、車に乗って移動したいと言う気持ちもわかりますが、その車に乗って移動したとしても、先の道が冠水していたというのは、よくあることです。
電気系統にトラブルを抱えている可能性もあるため、大丈夫とは言えないのですが、他にも大丈夫ではないケースがあります。
例えば、そのような冠水車で運転途中に、いきなりエンジンがストップしたらどうしますか?また、ブレーキを踏んでみても全くブレーキが効かなかったということになればどうしますか?
二次災害どころか3次災害と、かなり大きなトラブルに発展することが考えられますので、絶対に大丈夫ということはありません!
さらに、最近はプリウスやEV車などが普及していますが、電気や電池の塊のような冠水車に乗っていると言うのは冷静に考えてみてください、水と電気の相性を…大丈夫だと思えますか?
これが私が冠水車を走らせるのが危険だという理由です。
冠水車の保険修理や処分の方法や手続きについて
冠水した車についてですが、今は乗らないけれど、いつかは修理したい、修理しなければ今はお金が無いと言う人もいるでしょう。
では、どのように保険修理したりすればよいかなのですが、水没した車に対しては車両保険が適用できますので、一般型なのかエコノミー型なのか調べておきましょう。
特にエンジンあたりまで浸かると、全損扱いになる可能性が非常に高いので、そのあたりの確認も必要ですね。
ちなみに、どこまで冠水したのかが重要で、完全にルーフまで浸かってしまった場合、シートまで、足元までで保険の金額は変わりますのでご注意くださいね!
そして、車両保険には入っていないので、諦めて新しい車に買い替えるを選択する方、その場合冠水車の価値は全く無いというお考えの人が多いと思いますが、それは違います。
何度も私はこちらで説明をしてきましたが、事故や火災、水害にあった車でも間違いなく価値はあり、0円ということは正直ありえないんです。
特に、先ほども申し上げたように、冠水レベルによっても、買い取る側のイメージは全然違いますから、全冠水ではない車に関しては、想像していたよりも多い買取額に驚かれるかもしれません。
特に高年式ワンボックスカーや外車、そして人気の軽自動車については、絶対に値段がつきますし、諦める必要は全然ありませんからね、しかも冠水車などの引き取りも、色々と面倒に思われている人も多いですが、最近は手続きが非常に楽です。
動かない車を積載車で取りに行くのに数万円かかるので…というような業者は、反対に避けておいた方が良いでしょうね、手続きが無料である会社に相談し、まずは依頼をして廃車買取の意思を伝えましょう。
また、見積もりだけでもまずは良いと思いますね、こんな田舎まで来てくれるのだろうかとか、色々な不安はあると思いますが、意外と来てくれますからね!
自分の車は古いので、ワンボックスでもないし、軽自動車でもないし、外車でもないので…そんな人もいるでしょう、でも車の価値は今や国内だけに限りません。
海外でも需要のある車、もしくは車のパーツというのは、世界レベルで取引されていますし、国内だけに限りませんからね、冠水した車を見ながら、もう駄目だと思われて意気消沈している方も多いと思いますが、すぐにでも行動し、買取をしてもらいましょう。
またその時に、ナビなど冠水していないようであれば、外してもらえるのか?などの交渉もしておきたいところですよね、ナビなどは単体でオークション販売したほうが良い場合もありますからね。
もう一度おさらいしますが、冠水車ということを伝え、見積もりないし、無料引取り、買取ができるかをしっかりと伝える、その際に車検証のデータが必要なので、冠水車から引き揚げ、車検証を乾かし、車検証を目の前に話をしましょう。
ローンがある車だとか、詳細な条件については、その時にちゃんと説明して相談しましょう。
引取りが決まれば、それまでにそろえておくべき書類などについても確認をしておきましょうね、意外とされていない人もおおいので…