オイル交換 永久無料の仕組みとは?メリットやデメリット他
2022/06/04
質問がありましたので、今日はこんな記事を書かせて頂くのですが、お車を購入されたようなのですが、どうもそのお車のオイル交換が永久無料なんだとか!確かに聞くとそそられる内容ですよね。
昔では考えられないのですが、やはりお客さんの取り合いですから、インパクトのあるPRをしてお客さんにメリットを感じてもらうと言う取り組みでしょうね、これは評価できるのですが、でも気になるのは「そのオイルって大丈夫なの?」これに限ると思います。
あなたがもしもお店をしている側だとして、お客さん全てにオイル交換は永久に無料ですよ!なんて言えますか?言える人もいるとは思いますが、大多数では無いでしょう。
ということは?やはりカラクリがあるので、永久無料だなんて言えるわけですよね(笑)ということで、今日はオイル交換の永久無料の仕組みやメリットデメリットについて書かせて頂きますね。
オイル交換 永久無料の仕組みとは…儲けはあるの?
オイル交換永久無料と聞いて、そこが決め手の後押しになり購入される人もいるかと思いますが、ちゃんとそのお店毎にルールとして提示された永久無料の仕組みを理解されていますか?
大手のお店がこのような永久無料をうたってやっていますが、実は細かい仕組みでちゃんとしたルールがありますよ!そこをちゃんと知らずで永久無料と言う言葉だけに踊らされては勿体無いです。
例えば、オイル自体は費用がかかるけど、これはあくまで交換工賃が無料ですよ!だったり、1年間で2回しか交換しないとか、点検に入れてくれることが条件でオイル交換をしたりだとか、絶対に車屋さんが損をしないような仕組みでオイル交換永久無料をうたっています。
オイル交換永久無料で入庫した車のオイル交換を済ませつつも、下回りの点検でこの部品が宜しくないので、修理した方が良いですね!なんて話になったり、最終的にはこのオイルを誘い水に色々な手であなたのお財布に手を伸ばしてきますので(笑)永久無料というインパクトだけに振り回されてはダメです!儲けはオイル交換ではなく、予防整備を過剰にすることで賄っているわけですよ(笑)
ということで、次に書かせて頂くのはオイル交換永久無料のメリットについてです。
オイル交換永久無料のメリットとは…
まさしく、オイル交換が永久無料というのが最大のメリットなのですが、でもそれ以外にあるのでしょうか?
有ると言えば、さきほど書かせて頂いた下回りの点検などでしょうかね…オイル交換は下抜きですのでリフトアップすることが多いです、その分気の利く整備士であれば、ブッシュが危ないですよとか、ブレーキパッドの残量が危ないですよなんて知らせてくれるでしょう。
あまりにも車に無頓着な人でも、指摘されれば修理の依頼や見積もりの依頼もするでしょうし、面倒臭がりな人であれば、いちいちお節介でもこのような指摘をしてくれることを有難いとは思うでしょうね。
ですので、こんな人にはメリットがあるとは思いますが、ただ車にとって本当に良いオイルで入れ替えをしているのか?となると…次に書かせて頂きますので、デメリットもご覧くださいね。
オイル交換 永久無料のデメリットとは…
オイル交換の永久無料でデメリットはあるのか?一見無いようにも思えますが、実はあります。
それは本当に適合するオイルを入れてくれているかどうかに尽きると思います(笑)今回の質問者さんは、BMWのディーゼルということでしたが、規格を満たすようなオイルとなると、純正、純正以外で考えても非常に高額です。
ディーラーでのオイル交換費用をご存知ですか(笑)万単位ですからね…そのオイルを例えば1年に2回無料交換してくれるとして、それが5年間や7年間ともなれば…車屋さんはかなりの負担です。
普通に考えて、純正あるいは純正相当のオイルを入れてくれる可能性はかなり低いことでしょう!オイルなんて、正直言うとズブの素人ではそのフィーリングやヘタリを感じるのは本当に難しく、中々体感は出来ないと思います。
ですので、そうなると…車にとって良いのか?と考えた場合、あまり宜しくないでしょうね(笑)永久無料ではあるものの、得たいのしれないオイルを入れることで、ガスケット関係から滲みが出て、ヘッドカバーを外してのパッキン交換などなどとなると、高くついてしまいます。
ですので、永久無料とうたっている場合は「どこのどのオイルを入れてくれるのか?」が明記されている場合は良いですが、それ以外はメリットがあると思わない方が良いですね。
BMW エンジンオイル交換を安くする方法や…激安適合オイル紹介
最後にご質問を頂いた方におススメのオイルをご紹介ですが、BMWのディーゼルならLL04対応オイルが良いと思いますのでご自身で購入をされて持ち込み交換してもらえるところで対応してもらうと良いですよ。