ピラーの板金修理は絶対事故車？修復歴になる場合や修理費用他
事故をして修理をするのに見積もりをとったところ、ピラーの修理なるものが明細に出ているケース。
ピラーとは一体なに？と全く分からない人もいるのではないかと思いますが、ピラーの板金修理となると実はちょっと車屋目線でも嫌な修理です(笑)今日はピラーの板金修理は事故車となるのか？また修復歴ありになる場合や修理費用の目安などについても書かせて頂きます。
もしも修理の明細にピラーの板金修理が書かれている人は少しご覧になってみてください。
ピラーの板金修理は事故車になるのか？
ピラーの板金修理をしてしまうと即刻事故車になってしまうのか？
こう思われている人も少なくはないかと思いますが、ピラーというのはいわば柱を意味しているのですが、例えば運転席右前方から頭上近くにかけてスッと躯体が延びてきていますね。
これは助手席側も同様ですが、これをAピラーと言い、運転席と後部座席、そして助手席と後部座席の間！フロントドアとリアドアの間にある躯体がBピラー、そして後方のリアガラスの両サイドがCピラーとなります。
ピラーレスの車もあるのですが、大事なルーフパネルをささえている躯体ですから、この部分を大きく板金修理してしまうと事故車と判断されてもおかしくないでしょうね。
ただ、事故などでは無く外部から小指の爪先ぐらいの飛び石で塗装をしたぐらいであれば、ピラー交換、修正したというわけではないですから、事故車という扱いにはならないでしょう。
とはいえ、かなり微妙なラインで査定をする人によっては、事故車扱いでの査定をする人もいますので、いずれにせよピラーの修理については事故車などの扱いを受ける可能性は高いと思います。
ピラーの板金修理で修復歴ありとされる場合とは？
先ほど画像を載せましたが、あの程度の板金であれば修復歴や事故車として査定を受けるリスクは低いでしょう。
板金修理などで修復歴有とされる場合は、やはりこのピラーを切開したり交換をして継いでいる場合などですね！特にセンターピラーと言われるBピラーが歪むような事故では引っ張り出すこともありますが、切開して継ぐケースもあります。
そうなると、ほぼ100％修復歴ありとされます(笑)ほぼ凹みがわからないような場合でも、このセンターピラーを軽鈑金ないし再塗装などをしているような場合は、修復歴ありとされます。
ですので、フェンダーを凹ませたりしたほうがまだマシですね！パネルまで被害が及んでいなければ、修復歴ありとはみなされませんので、ただのフェンダー交換車ということですからね。
次に書かせて頂くのは、ピラーの板金修理の目安になりますので、気になる人は読み進めてくださいね。
ピラーの板金修理金額の目安とは…
ピラーの板金修理の目安なのですが、金額についてはマチマチです(笑)基本的に、損傷範囲にもよるのですが、先ほどの画像ぐらいの板金修理であれば、3～4万ぐらいでしょうね。
ただ、躯体が曲がるような修理になるとパテを盛るだけの修理では修復が不可能なので、10万単位になってきます(笑)それと、もっとひどいパネル関係の交換というように切った貼ったというような修理になると、20万…30万…40万とドンドン高額になりますね。
実際に、BピラーやCピラーの事故になると、被害部というのはその部分だけでは無くて、ルーフ、ドア、フェンダー、タイヤハウス内部など実は調べて見ると変形している！と言う所がたくさん出てきますよ。
ピラーの板金塗装をすると事故車扱い？値段や修復歴となる例とは
ピラーの変形となると、修正機などにもかけることがありますから、ちょっとした鈑金屋さんでは修正機を持ち合わせていない工場もまだまだ多いです！ですので、修理を依頼するときには鼻からフレームの修正機を持ち合わせている所に依頼するのが一番です。
ということで、今の見積もりが本当に正しい物なのか？と疑問をお持ちの方は、こちらなどで修正機を持ち合わせている板金工場を調べて問い合わせをしてみることをお勧めしますよ。