金融車 名義変更の方法は？メリットやデメリットに差押えの可能性他
2022/05/21
どうも大和です、ここ最近はあまり聞くことのなくなった金融車、特に若い世代の人は一体どのような車の事なのか、さっぱりわからないでしょうね。というのも、金融車自体世間一般の人が購入することはほぼないからです。
ただ、金融車というのを今後目にすることがあれば、絶対に覚えておいてほしいのが、勧められても、年式的に割安でも、絶対に買うべきではないということです。
但し、この金融車のメリットやデメリットがあるので、そのあたりがクリアになるのであれば、乗りたいという人がいるのも事実ですので、もし本当に好条件であれば乗ってみたいと言う人の判断材料として、わたくし大和が少しご紹介をしておこうと思います。
金融車を購入して乗るのは、自己責任ですから、慎重に判断をお願いします。
では、今日は金融車の名義変更の方法であったり、メリットやデメリットなど諸々の説明をしていこうと思いますので、ご覧ください。
金融車 名義変更の方法とは？名義は変えられないのか…
金融車というのは、簡単に言いますと、車をローンで購入した人が、そのローンの支払いを完済する事なく、他人に譲ってしまうことを言います。
色々な信販会社でローン契約をし、車の購入をすると、車に付帯する車検証の所有者はその信販会社になり、購入した人はあくまで所有者ではなく使用者になるわけです。
ようするに、信販会社の所有物を、あなたに貸してあげているよというようなものですから、あなたが購入したものであっても、ローンを完済し終えるまでは、その車は信販会社のものなのです。
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例えば、銀行系のローンの場合については、マイカーローンでローンを組んだとしても所有者は購入したあなたになるので、このケースは金融車には該当しないと考えてもらって結構です。
ここまで書かせていただくと、何だか危ない車のような気がしませんか？ローンが払えるので車を買ったのに、その車のローンを完済する義務を放棄し、他人に売ってしますわけですから、人から借りたゲームソフトを売ってしまうようなものなのです。
では、そんな金融車の名義変更は絶対にできないのでしょうか？信販会社から書類がでなければ、車の名義変更はできないわけですから、名義は変えられない車となってしまいますが、１つ名義変更ができる方法としては、旧所有者、金融車のきっかけを作ってしまった方が、ローンを完済するということで信販会社から所有権を移動することのできる書類は出ます。
これは絶対条件ですから、金融車を購入し、将来名義変更がしたいと言う方は、方法としては譲渡証明や印鑑証明、委任状などの書類は必須ですし、残債の状況がどのようになっているのか、その辺りを確認して購入すべきですね。
金融車のメリットとは？乗ると危険な車なのか…
知識のない方が、普通に購入するのに50万以上相場よりも安いから購入しようと思われると、非常に危険な乗り物です。
ですから、私としては、この金融車には手を出してほしくはありませんが、それでもと言う方は次をお読みいただき、判断して頂ければと思いますが、まず金融車のメリット、デメリットを申し上げておきたいと思います。
まずメリットについては、年式の新しい、最新車種に相場よりも安く乗ることができるといった点と、何より新車や中古車購入に際して発生するような登録諸費用というようなものが一切ありません。
例えば、車庫証明も必要ないですし、名義変更代金もかかりませんからね、そして継続車検においても問題なく受けることができますから、毎年の自動車税についても県税事務所に書類を持参し言っていただければ、納不可能です。
名義が違う為、税金の請求は旧所有者に行ってしまうわけですが、勿論払う人などいません(笑)ですから、ご自身で払いに行けば済むだけの話なのです。
そして、高年式の車という事が多いので、故障している状態の車は少ないですし、高級車が金融車市場には溢れていますから、手の届かなかった高価な車に乗ることが出来ますね。
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レクサスだろうと、ベンツだろうと、BMWだろうと、とにかくたくさんありますから、驚くと思いますね、相場としても業者オークションの会場に出品される車よりも遥かに安いですから、価格重視で買われる人には、メリット盛りだくさんですね。
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ですが、ここまで話を聞いても、やはり精神的に人の名義の車を乗ることにストレスを感じる人は、辞めておいた方が良いでしょうね、例えば金融車の名義変更が出来ないとなれば、永遠に他府県ナンバーですからね(笑)
東京に住んでいながら、青森ナンバーの車に乗ったり、鹿児島ナンバーの車に乗ったりするのが恥ずかしくなければですけどね。
金融車のデメリットとは…差押えについてや任意保険には入れるのか？
さて、金融車のデメリットについてはメリットよりも多いような気もしますが、少しご紹介だけしておくと、金融車というのは名義変更が基本的には難しい車ということをご理解いただきましたよね？
そんな車ですから、普通に公道を走る車からすると違和感丸出しの車な訳です。
さて、そんな金融車のローンを完済していないわけですから、ローン会社としては何とかその車の居所を突き止めて、その車両を回収し、焦げ付いている金額に充当したいと思うのが普通ですよね。
ということは、間違いなく車を探すわけですが、ここで気づいていただきたいのは費用対効果なのですが、人探しと同様で、探すにも非常にお金がかかりますし、時間もかかります。
そこまで引き上げに時間と労力がかかる訳ですから、よほどの車両でなければ引き上げに合う事がないと言われていたのが定説ですが、ここは実は間違いで、例えばディーラー系で購入した中古車で、そこでローンを組んだ車だとした場合、もしもついつい金融車の修理を地方のディーラーに持ち込んでしまった場合、残念ながら引き揚げに合う確率がかなり上がります！
ですから、差押えられて回収という事にもなりかねませんから、お気を付け頂かなければなりません。
金融車というのは、購入したのにもかかわらず、いつ自分の目の前からなくなってもおかしくない車ということを忘れないでくださいね、基本的には本人の同意なくしては、勝手に合鍵を作られ、乗って逃げられることはないですけどね。
それともう１つ重要なのが保険会社ですね、任意保険はいまや強制保険ですが、その保険に入れないことがほとんどです。
ですから、無保険車両を乗り回す勇気があるのであれば、この金融車に乗って頂いても良い訳ですが、任意保険というのはそもそも、自分が加害者となったときのことを考えた保険な訳ですから、これは完全なデメリットですよね。
ということで、金融車は乗らずに、ちゃんとしたお車を購入しましょうね！