冠水歴ありの車が返品できない理由や売却で損しない方法他
最近ニュースでも冠水歴や水没歴のある車両を転売してそのまま業者と連絡が取れなくなったなんてニュースを目にしましたが、未だにこのような業者がいることに憤りを隠せません。
確かに儲かるのは間違いないでしょう…ただ、やっとの思いで手に入れた購入者の気持ちを踏みにじるのはどうかと思います!業者目線で申し上げますと、冠水車なんて販売するのはもってのほかです。
勿論、そのような車両から部品を取るのでさえも個人的には嫌ですが(笑)今日は、冠水歴ありの車が返品できない理由やもしもそのような車を掴まされてしまった場合の損しない売却方法などを書かせて頂きます。
お悩みな人は、少し読み進めて頂いてご検討をお願いしますね!
冠水歴ありの車が返品できない理由とは…
冠水歴がある車とわかるのは、例えば自動車工場に整備で預けた時とか、もしくは売却した時に判明することが多いですね。
冠水歴の有る車を購入してしまった場合…これ実は返品ができないんです!何故か?中古車自体はまずクーリングオフが適用になりませんよね?そもそも、訪問販売などであなたに売ったわけではありませんから、この適用はなされません。
勿論、契約書などの文言で事故歴、冠水、メーター改ざん等々の瑕疵がある場合は契約解除できる!という文言があればクーリングオフなどは関係なく、契約解除は可能ですが、販売会社なども事故歴や修復歴以外には冠水歴については表示義務もありません。
ですので、知っていて売る場合はダメですが、もしも仕入れた業者ですら冠水歴に全く気が付かなかった…というケースでは返品することすら難しくなるでしょうね。
ということで、もしもどんなに良い車でも、修復歴、そして冠水歴、メーター改ざん、職権打刻車などなど、必ず調べてそこは契約書に明記させることが重要ですし、あまりにも相場よりも安い車には手を出さないことが重要です。
ただ、冠水歴を知っていてわざと安く買いそのまま乗り潰すのはOKですね(笑)私も、足に使う車はたまに事故車を買いますよ!勿論、業者なので出来る技ですけどね。
冠水歴がある車はどこを確認すれば良い?
冠水歴の有る車は、再販する場合はこれでもか!というぐらいに何から何まで清掃をします。
シートも脱着、取れる部品は全て取り外して洗浄するなどしてとにかくバレないようにするわけです、とはいえシャーシだけにするというような分解まではやりません。
そうなると、コスト的にも合わなくなりますからね(笑)となると、ステアリングラックとか、デフとか、おおがかりな部品自体は冠水歴が如実に分かりやすい部品になるということです。
冠水車 処分(売却)方法や買取してもらえる?修理がダメな訳とは
となると、それらの部品は金属部品ですから、ほとんどの場合軽いサビなどが付着していることもあります(笑)ですので、もしも冠水歴が疑わしい車の場合にはとにかくサビを探すことです。
目で見える外装部分は塗装などで保護されているので錆びは見つけにくいですが、リフトアップなどして下回りを見せてくれる中古車屋さんであれば、とにかく時間をかけて下周りを点検しましょうね。
冠水歴ありの車を損せずに売却する方法
冠水歴の事実が分かった場合、あなたが売却するときにはその事実を伏せて売却するにはかなりのリスクが伴います。
買取屋さんから逆に契約解除されたり、もしも次の車を手に入れてしまっていては大きな問題ですよね(笑)ですので、もしもどんなに綺麗でも冠水歴がある車であれば、そのような車を専門的に買い取ってくれる会社への売却が良いと言う事です。
冠水車の定義とは何…水没との違いや修理後の買取査定額はどうなる?
特に…海外販売、輸出などに強い会社は高価買取のチャンスがありますね!海外では、あなたの車はそのまま乗れなければ部品取りとして活躍の場があるので、かなりの値段が付く可能性があります。
ほんとに?と思われる人もいるとは思いますが(笑)実際、本当に海外では冠水歴、事故歴、メーター改ざんなんてお構いなしです!なぜなら、海外では40万キロ、50万キロもザラですし、事故をしていたとしても部品だけ取れればペイできてしまいますからね。
ということで、売却先のおすすめをご提案させて頂くとしたらこちらやこちらでしょうかね。
車体自体に買取価格がつく場合も勿論ですが、更に税金関係の還付もしっかりと受けられますよ!自賠責保険や自動車税などはお手元に戻ってくるということをご存知でしたか?0円査定で処分費用も必要ありませんから…というような業者さんでは売らないようにしましょう(笑)