中古車の原価率は何%?仕入れ値や販売時の利益について
2022/06/19
よく皆さんから質問を受けることがあるのですが、それが「中古車屋さんは儲かるんですか?」と言う質問です(笑)儲からなければやりませんし、儲からなくても良いのでやると言う人は、よほど他に収益の柱があるから出来ると思うのですが、それでも基本的には皆さん目の前の生活の為に中古車などの販売をしているのが当たり前ではないでしょうか。
さて、そんな時に聞かれるのが「中古車の原価」についてなんですが、要するに仕入れの値段ということにもつながると思いますが、今日はその皆さんが知りたい部分について書かせて頂きます!原価率、そして仕入れ値、そして販売時の利益について書きますので、参考にしてみて下さい。
中古車の原価率はどのぐらい?何%なのか…
非常に難しい質問でもあるのですが、中古車の原価率については正直毎回変動があります(笑)お客さんと予算を決めたとして、その車両をAAなどで落札して引っ張ってくるのか、それとも業販などで入手するのかなど、かなり違いがあります。
中古車の原価率については、大よそですが、100万で販売する車に対して70万~80万ぐらい…ですので売り値の70~80%ほどが原価率になろうかと思います!でも、実際のところ従業員を抱えて商売をされている会社さんや、はたまた1人で仕入れから整備までやっている人、もしくは整備は外注でとにかく販売しかしていない会社などで、この原価率の部分は変わってきますね。
一番原価率の割合を濃くできるのは1人で販売だけやっているような会社は、そう大きく儲けを作らなくても良いでしょうから(笑)ちょっと無理してでも85万ぐらいまではしょうがないか…なんていうこともありますし、その会社毎の背景で原価率は変わるのは間違いありません。
ただ、たまたまお客さんから買取した車がそのまま何もせずに売れる場合などは原価率は非常に低くなりますし、このパターンが一番車屋さんが利益が上がるんですね(笑)
中古車の原価率は仕入れで決まる!安く買う方法とは…
中古車屋さんで車を購入するときに、一番高くなってしまう購入方法についてはやはりAAで競り落とすような方法です(笑)車屋さんも相場を見ながら話をしてきますけど、万が一のことも踏まえ予算を高めに設定するからです。
そこで合意ができれば、あとは車屋さんがいかに安く落札するかですから、絶対に欲しい車、グレード、色などの拘りが無い限りはAAにて競り落とす方法というのはおススメでは無いですね。
そして、業販についてもおススメではないです(笑)業販は基本的にノークレーム、ノーリターンが原則でそのままの現状渡しというのが鉄板です!何故業販で売るのでしょうかね?普通に良い状態の車であれば、AAに出品した方が良い訳で、それをしない、できないということはある程度理由があるはずです。
業販だからと安心して仕入れたものは良い物の、いざ仕入れて見ると外装は良いけど全くメンテナンスがされていない…異音が出ている…なんてことがありますので、業販も絶対に大丈夫とは言い切れませんね。
では、一番仕入れ値が安い方法、これはユーザーから直接買い取った車!間違いなく安く買いたたいて買取をしていますから、利益幅が非常に大きいので、このような車に対して値引き交渉をして安く買うのが一番安く買える方法です。
ネットなどで車を探している時に、「ユーザー買取車輌」「ワンオーナー」とか書かれている車があるかと思いますが、案外あのような車が安く買える可能性が高いですよ。
中古車販売業で手元に残る利益はどのくらい?
いかに安く仕入れ、そして高く販売するか!というのが小売業などの鉄則ではあるかと思いますが、そんなに簡単にできればみんな億万長者です(笑)実際のところ中古車販売業で手元に残る利益というのは先ほども書かせてもらった通り原価率が80%近くを占めると、登録諸費用や整備費用などなど色々と考えても10パーセントも残らないでしょう。
勿論、仕入れをどのようにしたのか?で違いこそあるんですが、それでも年間を通してで考えると安く売ってしまうこともありますし、高く買ってもらえることもあるので、普通に考えると全く残りません。
お近くにあった中古車屋さんは無くなっていませんか?昔に比べると車屋さんは明らかに減っていますし、商業施設同様に大型の買取店など、やはりマンパワーや営業資金がふんだんにある会社が最後は残ります。
商店街がすたれていくのと同じですよね(笑)やはり販売~整備、車検などは全て自分で出来ることを最低の条件として、更に専門性を高めるために、特定の車種の専門店を開業などしないと今の時代はやっていけないでしょう。
中古車屋を副業として開業する方法とは…失敗した人の共通点は?
ディーラーからも整備の依頼を受けるような会社であれば今後もやっていけると思いますが、本当に厳しい時代です(笑)私は販売もしつつ、そしてアフィリエイトもしつつ…やはり色々な事業を同時進行でやっています。
収益の柱を分散させておくのも、経営をしていくためには重要ですよね(笑)ということで、今日は中古車の原価率について書かせて頂きました。