車を保険修理したらキャッシュバック?違法性やそのカラクリとは
2022/06/04
10:0の事故であなたはぶつかられ損をしてしまった…何となく加害者側の保険会社から提案された内容を鵜呑みにして、そのまま修理工場へ入庫、代車も借りれて綺麗になって戻ってきた!
これが一般的なケースなのですが、もしもですがその車の保険修理で、浮いたキャッシュがあなたにバックされるとしてらどうでしょうか?そのまま鵜呑みで車を預けますか?
しかも加害者側より提案、指定された修理工場です…もしもちゃんと治さない状態で戻って来たら?なんて考えてしまわないのでしょうか(笑)ということで、今日は巷で噂の車を保険修理したらキャッシュバックはしてもらえるのか、そして違法性はあるのか?そのカラクリに迫りたいと思います。
車を保険修理したら絶対にキャッシュバックしてもらえる?
車を保険修理したら必ずどんなことがあろうとも、あなたにキャッシュバックがあるのか?
こんな甘い話があれば誰でも食いつくとは思いますが、車の保険修理でキャッシュバックがもらえるのは、どのような場合でもということではありません、まず考えられるのは10:0の修理ですね。
例えば、止まっているところをぶつけられた!みたいな完全に相手の過失のみで成立するような事故については、保険修理するとキャッシュバックの可能性があります。
でも5:5とか、いわゆる過失割合が微妙な事故修理については、キャッシュバックどころかあなた自身が手出しして修理するようなこともあるので、絶対に保険修理の際にキャッシュバックがあるとは思わないでください。
カラクリについてはこの後書かせて頂きますので、そのまま読み進めてくださいね!
車を保険修理してキャッシュバックをもらうのは違法?
でも、保険修理の際に金額をごまかしてキャッシュバックしてもらうのではないのか?そのような疑念もあるとは思うので、書かせて頂くのですが、キャッシュバックと言うと少々イメージが悪いので(笑)どちらかと言うと、損害保険金が戻ってきた!というのが正しいでしょうかね。
車の保険修理は、別に修理しても良いですし、そのまま修理相当額を税抜でもらって、そのまま乗ってもらうのもOKです。
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ですから、キャッシュバックと言うとチョロまかすようなイメージがありますが、決してそのような話しではありません!勿論、そのようなことをしているような車屋さんや板金やさんはあるかもしれませんが…。
先ほど説明をした場合において、例えば後者の場合!損害相当額だけご自分でもらって、更に安く修理してもらえるところがあれば、そこに依頼しても良い訳ですからね。
ということで、キャッシュバックは全部が全部違法だ!ということではないのです。
車の保険修理をしてキャッシュバックをもらうカラクリとは…
あんまり難しくはないですが、簡単なカラクリです。
例えば、事故をした車の修理額が60万とした場合、例えばディーラーさんや車屋さんは自社でやらない場合、板金工場などの下請けに仕事をながしますよね?
勿論、ここで利益をとらない車屋さんは存在しないわけで、その修理を45万で下請けに出したとしましょうか、そうなるとディーラーの取り分は15万円、これが利益になるわけですよね。
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大体わかりましたかね?この利益分の15万円の一部をあなたにキャッシュバックしようではありませんか!というのがキャッシュバックと言うわけですね、例えば損害金として60万円の税抜約54万円ほどあなたがもらって、それで30万円で中古パーツなどを使って修理してもらえるところがあれば、24万円はあなたの取り分…キャッシュバックになりますよね。
ただ、ご自身で持ち込んでもほとんど安く修理してもらえるということはあまりないので(笑)リスクはあると思いますが、ちょっと工夫することで手元現金を残すこともできますので、ご参考にされてみてくださいね。